ヘミングウェイのそっくりさん ハバナを訪れダイキリで乾杯
ハバナ、キューバ、12月9日 (AP) ― 白いヒゲを生やした米の小説家に似た18人が、故人が数十年前に住んでいたころうやによなく愛した場所を訪れるべく、ハバナを訪問した。ある意味で、ヘミングウェイがキューバに戻ってきたようなものだ。 「ヘミングウェイそっくりさん協会」の面々は12月7日、故人がお気に入りだったバー「エル フロリディータ」を訪れると、音楽が盛り上がり、観光客や地元の人々が写真を撮ろうと集まってきた。 それに先立ち、白ヒゲの連中はサン・フランシスコ・デ・パウラ市と、ヘミングウェイのかつての邸宅で現在は博物館となっているフィンカ・ビジアを訪れ、そこで子どもらとヘミングウェイも好きだった野球楽しんだ。 オバマ元大統領が2017年に一部の制限を解除した後、トランプ前大統領がキューバとの協力関係をほぼ停止し、新たな制裁を科した。 米政府は通常、米国人のキューバへの観光旅行を禁止しているが、一部には許可を与えている。ワシントンはキューバに対する制裁を維持しており、トランプ氏が1月に大統領に就任しても、状況が変わることはなさそうだが、そんな中で今回の訪問が実現した。 「老人と海」などの代表作で知られるヘミングウェイは、1939年から1960年までキューバに住んでいた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)