がん治療が遅れる医療事故 徳島市民病院でCT検査の結果を担当医師が見落とす【徳島】
JRT四国放送
12月27日、徳島市民病院はCT検査の結果を担当医師が見落とし、がん治療が遅れる医療事故が起きたと発表しました。 徳島市民病院によりますと、2023年5月、脳動脈瘤手術のため入院していた70代の男性がCT検査を受けたところ、肺がんの疑いが見つかりました。 放射線科の医師はこの旨、レポートに記載したにもかかわらず、脳外科担当の主治医がこれを見落としたため、患者への説明並びにがんの治療は行われませんでした。 2024年11月、再びCT検査によってがんの疑いが見つかり、この際に前回の主治医による見落としが発覚したということです。 その後の精密検査でがんの診断が確定し、病院側は患者と家族にがん治療が遅れたことを謝罪しました。 徳島市民病院の中野俊次院長は「今後はチェック体制をさらに強化し、再発防止に取り組む」と、コメントしています。