【医療費の支払い】祖母が入院時に「限度額適用認定証」の提示を求められていましたが、窓口での支払い額が変わるだけですか?
※出典:東京都医師国民健康保険組合「限度額適用認定証」
代替品はある? その注意点は?
限度額適用認定証の発行には所定の手続きが必要です。そして、手続きをしたとしてもすぐに発行されるわけではなく、実際には後日届けられることになります。また、申請した月より前の月の分の限度額適用認定証は発行できないため、早めの手続きが必要です。そして、限度額適用認定証には有効期限があり、その期間は最長で1年間です。 限度額適用認定証のこういった面倒な点を解消する方法として、マイナンバーカードを保険証として登録して、オンラインで保険資格の確認を行う「マイナ受付」があります。 マイナ受付をすることで、限度額適用認定証がなくとも限度額を超える支払いが自動で免除されるため、高額療養費制度の利用の手間が小さくなります。 マイナンバーカードの発行の手続きや、マイナ受付の詳細については、住所地の市区町村役場や、加入している健康保険組合などへ相談するといいでしょう。 ※大阪市「『マイナ受付』ができる医療機関等では限度額適用認定証等の提示が不要です!」
まとめ
限度額適用認定証があることで、窓口での支払いが限度額相当額になり、高額療養費制度の恩恵をより享受することができます。しかし、それがなくとも、最終的な負担額が増えたり減ったりすることはないため、損になることはありません。 また、限度額適用認定証は「マイナ受付」ができれば不要な場合もあります。もし、直近で高額な医療費が生じる可能性がある場合、限度額適用認定証が利用できるよう、早めに準備しておくといいでしょう。 出典 東京都医師国民健康保険組合 限度額適用認定証 大阪市 「マイナ受付」ができる医療機関等では限度額適用認定証等の提示が不要です! 執筆者:柘植輝 行政書士
ファイナンシャルフィールド編集部