スピッツ、8日から初の大規模展覧会 「スピッツと一緒に冒険したくなるイベントにできたらなというイメージで準備した」
ロックバンド「スピッツ」が8日から来年1月15日まで、東京・六本木ヒルズ森タワー52階の東京シティビューで初の大規模展覧会「SPITZ,NOW!~ロック大陸の物語展~Special Supporter マイナビ」を開催する。
大ヒットアルバム「ひみつスタジオ」を引っ提げて昨年から今年にかけて開催した「JAMBOREE TOUR ’23-’24“HIMITSU STUDIO”」に関する展示を中心に、2013年以降のSPITZの軌跡を貴重な展示物とともに体感できる展覧会。音声ガイドはメンバーであるボーカル&ギターの草野マサムネ(56)、ギターの三輪テツヤ(57)、ベースの田村明浩(57)、ドラムスの﨑山龍男(57)の4人が務めている。 会場に入るとすぐにJAMBOREEツアーで実際に使用した、イチゴ&プライヤーとスケートボードのオブジェが特徴的なステージセットがお出迎え。公演中のメンバーそれぞれの写真や1公演ずつすべてのセットリストなどが並ぶ。
そして、同ツアーのステージが再現されたエリアにはメンバーが着用した衣装や楽器を展示。さらにライブ映像から「大好物」をパフォーマンスするシーンを初公開している。その先には、ツアー中のメンバー楽屋を再現したコーナーが続く。 「スピッツ秘宝館」のエリアは、13年以降発表された歴代のアルバムジャケットにまつわるアイテムがずらり。草野の想像上の架空の生きものとして「醒めない」(16年発売)のジャケットを飾った「モニャモニャ」の〝本物〟も見どころだ。 そして、最大の見どころともいえるのが、ヘッドマウントディスプレイを用いた最新技術によるVRコーナー。ツアー中にステージ上から収録した特別映像を4台の360度カメラで撮影し、8K映像で3D体験できる。映像は3曲分用意されており、初日から28日まで「跳べ」、29日から12月19日まで「オバケノロックバンド」、12月20日から最終日まで「めぐりめぐって」を楽しめる。 草野は「結成37年ほどになるバンドなので、たくさんいろんなものが展示されている展覧会となっています。とにかく自分たちの現在地をあなたとともに振り返りながら、われわれスピッツと一緒に冒険したくなるイベントにできたらなというイメージで準備してまいりましたので、どうぞお楽しみください」と呼びかけている。
中日スポーツ