神明通り(福島県会津若松市)再生へ新風 會津商人館を一新 シェア型施設に改修へ SATORU代表 橋本さん
神明通りを含む会津若松市の市街地は百貨店や大型スーパー、娯楽施設の撤退が相次ぎ、人通りの減少や地価の下落に歯止めがかからない。スマートフォンの位置情報に基づく市の集計データによると、来訪者数や居住者数などを表す神明通り北交差点から半径1キロ圏の滞在人口は、2021年7月~2022年6月の1日平均で3万5500人程度。コロナ禍前から1万人近く減り、現在も戻っていないという。神明通りや中央通り、大町通りなどには空き店舗が目立つ。 堂平理事長はシェア事業の意義を「商売の『プレーヤー』を増やし、空き店舗解消につなげる」と語る。来春に控える市役所新庁舎の供用開始も、近接する神明通りににぎわいを呼ぶ好材料になるとみる。市商店街連合会の羽金与八会長(73)は「神明通りのにぎわい回復は、市全体に好影響を与えるはずだ」と期待を寄せている。