北海道・ニセコ地域のスキーリフト券 今冬も大幅値上げ 4スキー場共通1日券1万円突破 全国でも突出
【倶知安、ニセコ、留寿都】ニセコ地域と周辺の主要スキー場が、今冬もリフト券の大幅値上げに踏み切った。ニセコ4スキー場共通の大人1日券は初めて1万円を突破し、ルスツリゾート(後志管内留寿都村)は1万4500円と国内最高値を更新。人件費や燃料代の高騰に加え、海外客の急増に対応するため設備投資を進める狙いがあるが、長野や新潟など道外の大規模スキー場と比べても突出した水準となっている。 ニセコ4スキー場は、同管内倶知安町のニセコ東急グラン・ヒラフスキー場、ニセコHANAZONOリゾートと、同管内ニセコ町のニセコビレッジスキーリゾート、ニセコアンヌプリ国際スキー場。4スキー場どこでも滑れる全山券は昨冬から10.5%高い1万500円になった。 グラン・ヒラフとHANAZONOのみで使える1日券は、21.8%上がり9500円に。グラン・ヒラフは今年、数十億円かけて基幹リフトを大型ゴンドラに架け替え、来年以降もリフト改修が続く。運営会社は「より快適に楽しんでもらうため設備投資が必要」と理解を求める。