予選会で審査を受ける相可高生が育てた松阪牛＝大津町の松阪家畜市場で

　特産松阪牛の〝女王〟を決める第73回松阪肉牛共進会予選会（松阪肉牛共進会主催）が26日午前7時から、三重県松阪市大津町の全農三重県本部松阪家畜市場であり、松阪市や多気郡などの29農家から丹精込めて育てられた67頭が出品された。予選会を通過した50頭が、来月24日に伊勢寺町の松阪農業公園ベルファームで開かれる本選に出場する予定。 　予選会は松阪牛個体識別管理システムに登録された肥育900日以上の雌牛が対象。体重は580キロ以上720キロ以下。 　この日は、午前9時半ごろから審査を開始。県畜産研究所の職員ら約10人の審査員が、一頭一頭手で触れるなどしながら、毛並みや背の高さ、体重、肉付きなどを入念にチェックした。 　多気郡多気町相可の県立相可高校生産経済科の生徒が育てた牛2頭も出品され、3年生7人が緊張しながら審査に臨んだ。田牧瑛都君は「緊張しました。自分たちが育てた牛がどう見られたのか気になる。どう評価されるのか楽しみです」、中桐悠惺君は「他の牛にも負けていないと思う。結果が楽しみです」と話していた。