レースで事故死した21歳のライダー芳賀涼大選手 ピットロードで追悼式 父・芳賀紀行さんもコメント
才能あふれる若きライダーを追悼
去る2024年9月8日に大分県オートポリスにて開催された「MFJロードレース選手権第6戦スーパーバイクレース ST600クラス」で事故により、享年21歳でお亡くなりになった芳賀涼大選手(ワークナビ ニトロレーシング)の追悼セレモニーが2024年9月28日~29日にかけて開催された「MFJロードレース選手権第7戦スーパーバイクレース」の予選当日、ピットウォーク上にて行われました。 【画像】芳賀涼大選手追悼セレモニーの様子を画像で見る(13枚)
当日はライバルであり、仲間であるライダーたちや、メカニッククルーたち、関係者が集い、亡き芳賀涼大選手を偲び、1分間の黙祷を捧げたのですが、本当に多くの人々が集った様子に故人の人柄が伺えます。ちなみに芳賀涼大選手は2024シーズン、第6戦の時点でポイントランキング9位。将来を嘱望されたライダーでした。
その追悼セレモニーでは亡き芳賀涼大選手の父であり、過去にスーパーバイク世界選手権にて43勝を挙げ、1996年の「鈴鹿8時間耐久ロードレース」にて史上最年少で優勝を果たした世界的ライダーである芳賀紀行さんが集まった多くの方々に向けてご挨拶。思わず声を詰まらせた様子に無念の程が伝わります。
その芳賀紀行さんのSNS上では、このセレモニーの様子を既に紹介。以下がご本人からのコメントとなっています。
「本日は沢山の方々に涼大の追悼セレモニーにお集まり頂きありがとうございました。本当に沢山の方々に集まって頂けた事、涼大は喜んでいると思いますし、天国から皆さんの活躍を見守ってます。 バイクに乗り始めてからのレース経験も少なく走る度に転けていましたが、どんどん速くなって行く姿を見せてくれていた矢先の事で、どこまで速くなるのかを見たかった悔しさはありますが、涼大の抱いてた思いを崩さぬ様、瑛大の背中に乗って今後も頑張って行きます。 21年14日と短い人生でしたが、皆んなに愛されていた事と涼大と一緒に走って頂けた方々に感謝します。 涼大の事忘れる事なく居て下さい。ありがとうございました。 芳賀 紀行」 ※ ※ ※ 最後に芳賀涼大選手のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
渡辺まこと(チョッパージャーナル編集長)