【採点寸評|新潟】MOMは好セーブ連発の守護神! 攻撃陣は多くのチャンスを創出もフィニッシュの精度を欠く[J1第33節 横浜 0-0 新潟]
途中出場の3人は攻撃に絡んだが...
MF:秋山裕紀|採点6/自陣でブロックを形成する際、豊富な運動量で中盤の広範囲をカバー。守備の時間が長かったこともあるが、欲を言えば、持ち前のパスで展開を変える回数を増やしたかった。 MF:高宇洋|採点6/立ち上がりから相手のボールホルダーへアグレッシブにタックル。ファウルを取られるシーンもあったが、勢い十分の守備は相手を牽制し、味方を勇気づけた。 MF:太田修介(69分OUT)|採点6/右サイドからクロスやカットインシュートで好機を演出も、ゴールには至らず。快足を活かしたカウンターや縦突破もいくつかあったが、もう少し回数を増やしたい。 MF:高木善朗(69分OUT)|採点6/前半は敵陣でポゼッションできる時間が短かったため、彼らしいアイデアや技術力を発揮する回数が少なかった。後半はカウンター時やボックス内に素早く顔を出し、ドリブルとパスで変化をつけた。 MF:小見洋太|採点6/失ってからの即時奪回、背後へのランは素晴らしいだけに、ラストパスやシュートの精度不足が惜しい。29分と56分に訪れた決定機は、せめて枠に収めたかった。 FW:鈴木孝司(49分OUT)|採点6.5/前線でロングボールのターゲットとなるだけでなく、ピッチを縦横無尽に駆け回り、こぼれ球や背後へのフィードに反応。34歳とは思えない運動量で攻撃を牽引した。後半開始早々に負傷交代。 途中出場 FW:谷口海斗(49分IN)|採点6/ポストプレーで身体を張りつつ、ゴール方向へ推進力を持ったプレーを続けた。 FW:長倉幹樹(69分IN)|採点5.5/ポジショニングは的確だったが、ボールが足に付かないシーンがしばしば。86分の決定機は決めたかった。 MF:三戸舜介(69分IN)|採点6/キレのあるドリブルで右サイドの攻撃を活性化。後半アディショナルタイムのふたつのチャンスをどちらかを決めていれば...。 監督:松橋力蔵|採点6/前半は粘り強い守備からのカウンターで、後半はポゼッションによる崩しからチャンスを作るなど、状況への適応力をチームに根付かせたということが伝わる内容だった。 取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部) ※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。 ※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。