中国、アジアで最も深い油田・ガス田を掘削
【東方新報】中国石油化工(シノペック、SINOPEC)は15日、アジアで最も深い石油ガス流を発見したと発表した。 新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)のタリム盆地にある「深地-1プロジェクト」の「躍進3-3XC油ガス井」では、1日あたり原油生産量が200トン、天然ガスは5万立方メートルを達成した。掘削完了深度は9432メートルで、この突破口は中国の超深海地域における石油・ガス資源の探査に大きな進歩をもたらすものであると、中国石油化工は述べた。 近年、中国は深層石油・ガス資源の探査と開発において、一連のブレークスルーを達成している。中国の深層および超深層における石油・ガス埋蔵量は、石油換算で671億トンに相当し、中国全体の石油・ガス埋蔵量の34パーセントを占める。 タリム盆地では、6000メートルから1万メートルの間に埋蔵されている石油資源が全体の83.2パーセントを占め、天然ガスについては63.9パーセントに上るという。(c)東方新報/AFPBB ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。