【大学野球】和歌山大が一番乗りで全日本大学選手権出場切符! “第2次春季キャンプ”で打倒・関東勢へ
◆近畿学生野球春季リーグ戦 ▽最終節2回戦 和歌山大7―1大阪公立大(4日・南港中央) 和歌山大が大阪公立大に連勝して勝ち点を獲得し、2季連続6度目のリーグ優勝を果たした。 先発の島龍成(4年=履正社)が6回2/3を6安打8奪三振で1失点と試合を作り、1―0の5回には2死一、三塁で4番・指名打者の山田孝徳(4年=天理)が3ランを左翼スタンドに叩き込んだ。終盤も追加点を奪い、7回途中から2番手で登板した近藤陽樹(4年=市和歌山)が残りを1安打無失点に抑えて勝利。創部100周年目の節目を飾った大原弘監督は「新チームに代わっての連続(優勝)になる。国立大学でキープしていくのはなかなか難しいので、新チームになって練習量を増やして、彼らもしんどい練習に付いてきてくれたので、報われて良かった」と喜んだ。 今季は打線の調子が上がらず、開幕節は1部に昇格したばかりの神戸医療未来大に2戦目を落とす苦しいスタートとなった。ただ、島と近藤の2枚看板が大車輪の活躍を見せ、打線も最終節は2試合13得点と奮闘。勝ち点を落とさない完全優勝になった。 全日本大学選手権(6月10~17日・神宮、東京D=報知新聞社後援)への出場切符を全国一番乗りで獲得。初出場の17年は8強に進出したが、21年は2回戦で慶応大に2―4、22年は1回戦で近大に2―4で敗退した。大原監督は「連休が明けたら第2次春季キャンプくらいのしんどい練習をしようと(選手と)話している。ドラフト候補がいる関東(のチーム)に、雑草軍団がどう戦うか。一矢報いたい」と意気込んだ。
報知新聞社