日本でも大ブレイク中! チェ・ジョンヒョプのおすすめ出演作BEST3
ドラマの主人公は、あらゆるスポーツチームの立て直しをしてきた人なんですが、野球の選手経験もないし野球の世界も知らず、フロントから選手からみんなが「わかってねえな」とバカにするんですね。そんな中、球界屈指の四番打者チョ・ハンソン(『殺し屋たちの店』)をトレードに出しちゃうんですね。もちろんデータに基づいたものなんだけども、何よりこの男が「俺がチームを引っ張ってる」っていう感じの傲慢さと身体のデカさで、ヤツにものを言える人が誰もいなかったんです。「これまで良くないと思いつつも放置してきたこと」に、門外漢ゆえのしがらみのなさで、ばっさばっさとメスをいれていき、ベテランから若手までのびのびとやれる組織を作っていくわけです。
とはいえ、そういう点ではめっちゃ有能な彼自身もすごく問題を抱えているし、基本的に人との距離をうまく縮めることができない人なんですね。日本とかアメリカのドラマだと「変人ヒーローが世直しして去ってゆく」と言う流れになりがちですが、この作品が最高なのは、そういう彼も、そして悪役も、かけがえのないチームの仲間になってゆくところ!これぞインクルーシブっつうんでしょうか! さてジョンヒョプはこの作品でドラマデビューしているわけですが、演じている役も昨年のドラフトで入団したばかりの2年目、期待を背負ったマンネ(末っ子)です。めっちゃ才能があるのに怪我でいまいち活躍できず、契約更新では「え、そんな少ない額で生活できるの?!」になり不安ばっかり募るのは、だっておばあちゃんを養わなきゃならないから!という、『スーツ』のパク・ヒョンシクみたいなめっちゃ切なく悲しい若者なんですね!その上、精神的プレッシャーで投球コントロールが全然できなくなっちゃうわけです!ジョンヒョプをどうにかしてあげなくては!と思うに決まっとる!というわけで、チームのおっさんたち、お姉さんたちのその思いが、チームがぎゅっとひとつにまとめてゆきます!これがめっちゃ感動的!余談ですけど、彼に最も入れ込んでいるのは高校時代の彼を見出したスカウト担当ユン・ビョンヒ、個人的にはカッパのオジサンと呼んでるんですけど、この人は『社長をスマホから救い出せ!』でもジョンヒョプの相棒を演じています!