強い台風7号 東北は16日午後から大荒れ 交通影響に警戒 停電時の熱中症対策も
台風の暴風 家の中で いるべき所は
台風に伴う暴風のほか、台風の中心から離れていても大気の状態が不安定になり、竜巻などの突風が吹くこともあります。暴風や突風によって、建物に様々な物が飛んでくることもありますので、室内でも十分な注意が必要です。 具体的には、台風が近づいている時には、屋内でもできるだけ窓から離れましょう。なるべく家の中心部に近い所で、窓のない部屋に避難してください。もし窓がある場合は、窓を閉めて、カーテンを引き、雨戸やシャッターがあれば、閉めておきましょう。風が強くなってからの屋外での作業は、暴風によって転倒する恐れがありますので、絶対にやめてください。
秋田で今年初の熱中症警戒アラート 福島・宮城は停電の暑さにも備えて
台風は暑さも運びます。 16日の予想最高気温は秋田で35℃と、今年初めて猛暑日の予想です。秋田県には今年初めて「熱中症警戒アラート」が発表されました。 暑さの理由のひとつは、台風接近時の東風が山を越える際に、熱風となって吹きりるフェーン現象が起きるためです。 一方、台風通過後は吹き返しの西風が太平洋側へ吹き降りて、福島で35℃程度の暑さの日が続く予想です。台風に伴う暴風で停電が発生すると、エアコンなどが使えず、熱中症の危険が一段と高まる点に注意が必要です。
暑い時期の停電への備え
事前に冷やしたペットボトル入りの水や麦茶、スポーツ飲料、冷却グッズ(ネッククーラーや保冷剤など)を用意しておくとよいでしょう。クーラーボックスやうちわ、携帯型扇風機もあると役立ちます。衣服は通気性の良い素材や、速乾性に優れた素材のものを選びましょう。 停電になった際は、薄着になってこまめに水分を摂取しつつ、保冷剤や氷、水でぬらしたタオルなどで体を冷やして、体温の上昇を抑え、熱中症を防いでください。カーエアコンで涼がとれるよう、車のガソリンも満タンにしておくと良さそうです。
日本気象協会 東北支社 関口 元朝