【マンガでわかる知識創造】創造と蓄積をどう繰り返す? 知識創造理論の中心「SECIモデル」とは?
■SECIが行き詰まるとき SECIモデルは、1回だけ回したら終わり、というものではありません。知識はどんどん創り続ける必要があるからです。1回転したら何らかの知識が創られていますから、それを土台にして次のサイクルを回していきます。 したがって、SECIモデルがうまく回ると、知識の創造と蓄積がくり返されて、スパイラルアップ的に組織の知識の質と量が高まっていきます。この積み重ねによって、イノベーションが起こる条件が整っていくのです。 ただ、SECIはつねにうまく回るとは限りません。SECIの回転が止まってしまうことを、SECI行き詰まり症候群と呼びます。 水上さん・ムラサメ君のコンビも、思いが空回りして、なかなか「図書館」を使ってもらえません。これを解決するのはワイズリーダーの役割です。
西原(廣瀬)文乃