ドイツ紙が日本代表MF田中碧を酷評 昇格賭けた大一番でチームワーストタイの評価に
「大一番での彼のプレイはとても不可解な出来だった」
ブンデスリーガ2部で3位のフォルトゥナ・デュッセルドルフは、27日に行われた1部16位のVflボーフムとの入れ替えプレイオフのセカンドレグにPK戦の末敗れ、5シーズンぶりの1部復帰を逃した。 先日のファーストレグではアウェイの地で3-0と完勝し、昇格に大きく近づいていたデュッセルドルフ。しかし、ファーストレグと全く同じメンバーで臨んだ同クラブは、18分に先制点を奪われると、さらに58分にFW浅野拓磨を投入したボーフムに66分、68分と立て続けに失点を許す。2戦合計スコアが振り出しとなり、延長線に突入するも、決着はつかず、試合はPK戦にもつれ込むこと形に。そしてデュッセルドルフは7人目のキッカーを務めたDF内野貴史がPKを失敗し、結果的に昇格を逃すことになった。 ドイツ紙『Bild』は、1部Vflボーフムとの入れ替えプレイオフのセカンドレグに臨んだブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフの選手達のパフォーマンスを評価。この大一番で先発出場を果たしていた日本代表MF田中碧のパフォーマンスは酷評されている。 同紙はGKフロリアン・カステンマイヤーには及第点の「3」を与えるも、そのほかのメンバーは「4」~「6」と厳しい評価(ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)。その中、82分から出場した内野を含む5人に「5」をつけ、田中とフェリックス・クラウスには最低点の「6」と酷評。チームワーストタイの評価となった田中のプレイについては「田中はこの日一体どうしたのだろうか。ここ数カ月間、多くの試合で傑出したパフォーマンスを見せていたのに、この大一番での彼のプレイはとても不可解な出来だった」と厳しいコメントを残した。 なお、同紙はデュッセルドルフを率いるダニエル・ティウーネ監督にも「5」をつけ、「監督はここ数試合は非常に多くのことを正確に実行していた。しかし、今回は彼も良くなかった。アペルカンプ真大というクリエイティブな選手の起用を見送り、その代わりにチームにロングボールのプレイばかりを続けさせた」とその戦術に苦言を呈している。
構成/ザ・ワールド編集部