素根輝「どうしたらいいか分からなくなる時間もあった」前回大会まさか5位も再奮起 アジア選手権で「優勝目指す」
柔道女子78キロ超級でパリ五輪代表の素根輝(パーク24)が15日、アジア選手権(20~23日・香港)に向け、オンラインで取材に応じ「しっかり自分の組み手を作って、先に仕掛けていくっていうところをテーマに優勝目指して頑張りたいと思います」と意気込みを語った。 前回、約10か月ぶりの実戦となったグランドスラム・トビリシ大会では、まさかの5位。今年は、五輪での連覇がかかる中、シニアとしては初めて国際大会で表彰台を逃してしまい、「今のままでは厳しい」と危機感。帰国後は約1週間、立て直すまでに時間がかかったと言い、「正直どうしたらいいか分からなくなる時間もあった」という。だが、周囲から「また、頑張ろうよ!」と声を掛けられ、もう一度、気持ちを奮い立たせ、練習を積み上げてきた。 パリ五輪に向け、今大会で必ず結果を残し、自信をつかみに行く。「もうほんとに勝つためにやっていかないといけない。まずはこのアジア選手権でしっかり自分が求める結果を出せるように精一杯頑張りたいと思います」と決意を込めた。 またこの日は、男子90キロ級でパリ五輪代表の村尾三四郎(JESグループ)も同大会出場のため、オンラインで取材に応じ「(実戦は)五輪前最後になると思うので、良い形で五輪につなげる。ちょうど五輪に似たような試合数になるのかなと思うので、その辺も意識してやれたら」と語った。
報知新聞社