食材の高騰で仙台・国分町の名物鍋がピンチに
khb東日本放送
寒い季節に食べたくなる鍋ですが、仙台市青葉区国分町の飲食店では、食材の値上がりで名物鍋がピンチを迎えています。
創業50年以上の飲食店斎太郎で、寒さが深まる季節に多くの客が注文するのが、宮城県産の新鮮なカキにタラの白子、あん肝を具材にした名物料理、痛風鍋です。 常連客の痛風になっても構わないというオーダーから8年前に誕生したメニューで、この料理を目当てに全国から訪れる客も多くいます。 「ネットで見てすごい豪華だなと。白子もおいしいんですけどカキもおいしいし。ぜいたくですよね」「カキとか臭みが強い系本当結構厳しくて。ですけど全然臭みが無くて食べられたのでおいしいです」 多い時には月に1000食以上の注文がある人気メニューですが、ピンチを迎えています。 斎太郎本郷修司店長「(値段が以前と比べて)1000円以上上がっているんじゃないですかね。キロ単位で。なかなかしんどいですね」 海水温が高かったことから料理に欠かせないカキの生育が遅れ、前年に続いて出荷が1カ月延期になり、値段も1割ほど高くなっているということです。 1カ月に使うカキはで約100キロで、負担は重くのしかかります。 斎太郎本郷修司店長「年々緩やかには(値段が)上がっているんですけど、ここ何年かで上がり幅が急激だなって感じはしますね。やむを得ないのかなと思う反面、もうそろそろ止まってくれって感じはしますね」 材料の値上がりはカキだけではなく、ネギやハクサイなどの野菜にも及んでいて、店ではやむなく1人前200円の値上げに踏み切りました。 斎太郎本郷修司店長「本当は上げたくないんですけど、上げないと全然利益が出ない感じになってくるので。何もかも値上がりしているので、値上がってない物が無いくらいなので、これ以上上げないくらいで落ち着いてもらうのが一番かなと」
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