イメージほど厳しくありません… 警察学校の生活紹介 福島県警、内定者らに説明会 採用辞退率抑制で
警察学校の生活は、イメージほど厳しくはありません―。福島県警は採用試験合格者の辞退率を抑制しようと、新たな対策に乗り出した。21日、内定者と保護者を福島市の県警察学校に招き、生活ぶりを紹介。テレビドラマなどの影響ですり込まれたとみられる悪いイメージの払拭(ふっしょく)に努めた。 県によると、2023(令和5)年、県警察官の採用試験合格者の辞退率は34・3%。県行政職員らと比べ、高い水準にあるという。 志願者数が減少傾向にある中、優秀な人材確保が困難になる懸念があるため対策を打った。 内定者と保護者194人が参加した。校舎内を視察し、学校で提供されている昼食を味わった。装備品の確認方法や敬礼を教える授業を見学。初任科生の西沢琥珀さん、石井綸さんが描いた漫画「警察官の一日」が配布された。内定者が初任科生に学校生活について質問する機会も設けられた。