櫻井翔がジョセフHCから引き出したW杯開幕相手ロシアとの異例前哨戦計画
前出の大畑さんは、「アイルランドは、めちゃくちゃ強い。(最後の)スコットランド戦がポイントという人が多いが、アイルランドとの戦いで(予選リーグ突破の行方が)わかると思う。アイルランドは、いい、悪いの(調子の)出来幅が小さいチーム。ニュージーランドの連勝記録を止めたし、厳しいところで力を発揮する。前大会の南アフリカよりも、しっかりと(日本に向けて)準備をしてくる。前回(日本が倒した)南アよりも強敵になる」という見方をしている。 ジョセフHCは、W杯1年前の中間報告をこうまとめた。 「私が就任して2年が経過したが、順調に想定通りに進んでいる。前大会の大きな成功後(予選リーグで3勝)、主力選手のリタイアや、不参加があり、難しい状況から一からチームを作り直した。今はいい状態にある。オールブラックスは、若手と経験者のいいバランスをとって成功した。私も同じ手法で若手とベテランのバランスを取りたい。姫野和樹(トヨタ)、流大(サントリー)らの若手が活躍してくれてチームの重要なプレーヤーになっている。目標は、トップ8に入ること。日本がこれまで達成したことのないことを達成したい。手ごたえはある。ホーム開催で熱い声援がアドバンテージになると思う。まだ時間は十分にある。先のことより、まずは11月の3試合のテストマッチにフォーカスしたい」 前日から始まったW杯チケットの一般抽選販売で、1日で30万枚以上の申し込みがあったとの報告もあった。アジア初となるラグビーの世界の祭典が待ち遠しい。