「厳しいところで一踏ん張りできた」ヤクルト・高津監督 制球難も1失点にまとめた奥川恭伸を称賛
◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト6-1阪神(29日、神宮球場) ヤクルトは先発・奥川恭伸投手が823日ぶりに本拠地・神宮球場の先発マウンドに上がり、5回1失点の力投で今季2勝目。公式戦995日ぶりの神宮で勝利を飾りました。 【画像】2年ぶりの1軍先発のヤクルト・奥川恭伸投手 試合後、チームを率いる高津臣吾監督は奥川投手の投球について、「神宮で投げて、内容はともかく結果がついてきたのは、非常に良かったのかなと思います。内容のことを言うと満足できるものじゃないけど、ちょっとずつ前進していければ、これまでの時間が正解だったという答えを自分が今、出している途中なので良かったと思います」とコメントしました。 奥川投手は初回こそ三者凡退に切りぬけますが、2回、3回はいずれもランナーを背負いながらの投球となり、5回には2アウトから失点のきっかけとなった2者連続四死球を出すなど、制球に課題を残す投球内容となりました。 その制球面については、「試合に入るといろんな感情のコントロールもしないといけない」と話し、「厳しいところで一踏ん張りできた。何カ所か『ここなんとか頑張れ』っていうところありましたけど、しっかり投げきったところが1失点につながってるんじゃないかなと思います」と粘りのピッチングをたたえました。 チームも連敗を4で止め5試合ぶり勝利。「良かったね。これ以上ズルズルいったら厳しくなるので今日止められて良かったと思います」と喜びを口にしました。