ASML、30年まで年8─14%増収見込む AIブームで需要好調
Toby Sterling Nathan Vifflin [アムステルダム 14日 ロイター] - オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLは14日、今後5年間の増収率が年平均8─14%になるとの見通しを示した。人工知能(AI)ブームを背景に最先端装置の好調な需要を見込めるという。 投資家向け説明会に先立ち発表した声明で明らかにした。 アナリストは今回の見通しについて、市場に安心感を与える内容だと指摘している。 クリストフ・フーケ最高経営責任者(CEO)は「当社はEUV(極端紫外線)技術を次の10年に向けて拡大することが可能であり、AIのチャンスに貢献し、AIのチャンスを活用できる見通しだ」と表明。これにより売上高と利益率の大幅な伸びを実現できるとの見方を示した。 同社は売上高が2030年までに440億─600億ユーロ(464億─633億ドル)に増加すると予想。粗利益率の予想は56─60%。前回22年に示した長期見通しを据え置いた。 同社は10月に発表した第3・四半期決算が予想を大幅に下回っていた。