阿部巨人「CS男」に名乗りをあげるのは誰? 注目集める崖っぷちからの「逆襲」
4季ぶりのリーグ優勝を果たした巨人の次なる目標は2012年以来の日本一となる。 【動画】浅野が15日の試合で先制の二塁適時打をマークしたシーン 10月16日から始まるCSファイナルで暴れまくる「CS男」は誰となるのか。短期決戦勝ち上がりには必要な勢いを持ち込める選手が求められる。 若手ではプロ2年目外野手の浅野翔吾にも期待がかかる。再昇格するといきなり8月14日の阪神戦(東京ドーム)で自身初の満塁弾を放つなど存在感を示した。 その後も調子の波はありながらも、歓喜の瞬間も見届け、10代での"ビールかけ"も経験した。守備面で若さはありながらも何より全力プレーでチームを鼓舞する姿勢は必要なピースともなりそうだ。 またレギュラーシーズンとは違い短期決戦となる中でベテランの力も求められる。そんな中ではプロ18年目、梶谷隆幸の存在も注目となる。 今季は阪神との開幕戦に「3番・右翼」で先発すると5回に1号2ランを放ち、守備でもスーパーキャッチを見せるなど、チームを盛り立てた。 ただその後は古傷の左ひざ痛に悩まされ、シーズンの多くをファームで調整を続けてきた。2軍戦でもDHでの出場を強いられるなど、万全の状態とはいかないかもしれないが、勝負強い打撃は魅力的。今季が4年契約の最終年ともなることで意地を示せるか。 ほかにも外野陣ではレギュラーシーズンでふがいない成績に終わったロマン砲、秋広優人の巻き返しも期待される。昨年10本塁打をマークし頭角を現したが、プロ4年目の今季は入れ替わりが激しく、1軍に定着できなかった。26試合に出場、打率「.261」、0本塁打、1打点。4季ぶりのリーグ優勝の輪にも立ち会えなかった悔しさをPSで晴らしたいところだ。 阿部慎之助監督もCSメンバー入りに関しては「全員にチャンスがある」とナインの背中を押している。ミスターオクトーバーとなるのは果たして誰か。今後のチーム調整の過程、戦力見極めも注目となりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]