“ベイル時代”が終わったウェールズは弱体化してしまうのか 今月はスロバキアに0-4大敗で批判が「がっかりしている」
EURO2024出場権も逃してしまった
大エースのガレス・ベイルが去ったウェールズ代表は、世代交代を含め新たな壁に直面している。 ベイルがいた頃はEURO2016、EURO2020、2022ワールドカップに出場したが、ベイル抜きで戦ったEURO2024予選はプレイオフでポーランドに敗れて本大会出場権を逃した。 次は2026ワールドカップ出場を目指しての戦いとなるが、現状には課題がある。今月の親善試合ではジブラルタルとスコアレスドロー、スロバキア代表には0-4の大敗を喫してしまった。 チームを指揮するロブ・ページへの視線も厳しいものとなっていて、サポーターの中にはページ解任を求める人もいるようだ。英『BBC』にてページも批判の声に応えており、EURO敗退と合わせ難しい時間が続いている。 「サポーターは私が退任することを望んでいる。それは理解しているよ。それでも私は自分に忠実に、目の前の仕事に集中しなければならない。サポーターのフラストレーションは理解できるし、私も今回の結果にはがっかりしている。この試合に臨むまでの調子は良かったが、ジブラルタルと引き分け、スロバキアにもこの得点差で負けたとなれば、疑問が投げかけられるのも理解できる。私はただ自分がやるべきことに集中している。今回の代表戦では異なるフォーメーションでプレイするという目的を果たした。今は9月に向けて計画を立てているところだ」 メジャートーナメントに連続して出場するのは簡単なことではないが、ウェールズはチーム全員でベイルの穴を埋められるのか。やはりベイルの存在は大きく、最近はその影響力を感じるゲームが目立っている。
構成/ザ・ワールド編集部