マツダ、麻布台ヒルズにソフトウエア開発の拠点オフィス開設へ
マツダは、東京都港区の複合施設「麻布台ヒルズ」に2025年初夏、自動車のソフトウエア技術の開発を担うR&Dオフィスを開設すると発表した。大学や企業などの人材が集まる都心に新たな拠点を設け、技術者の獲得につなげる。千代田区霞が関の東京本社も麻布台ヒルズに移す。 【写真と地図で見る】麻布台ヒルズ 新拠点には、ソフトウエア技術の開発を中心的に担う統合制御システム開発本部などの社員を置く。現時点でオフィスの規模や設備は非公表。大学や企業、研究機関との交流の場にも使う。国際色豊かで、さらなる発展が期待できるエリアとして麻布台を選んだという。 車の開発では、電動化や自動運転など高度なソフトウエア技術の重要性が高まっている。マツダは「ソフトウエア技術者に選んでもらえる魅力的な働く場と、活躍の場にすることを目指している」と説明する。 マツダは首都圏の拠点として研究開発や情報発信を担うマツダR&Dセンター横浜(横浜市)を置く。2月には、IT人材の採用や関連企業との交流拠点「マツダイノベーションスペース東京」を港区六本木に設けた。 約150人が勤める東京本社は、R&Dオフィスの開設後に麻布台ヒルズへ移る予定。事務やマーケティングの社員と、R&Dオフィスの社員との交流を促す。
中国新聞社