限定車続報 待たせたなWRCファン 進化したGRヤリスと「選手監修の特別仕様車」 価格と購入詳細
ドライバーファーストのクルマづくり
トヨタ・ガズー・レーシング(以下、TGR)は、進化したGRヤリスを4月8日に全国のトヨタ車両販売店を通じて発売すると発表した。 【写真】進化したGRヤリスと特別仕様車発売の詳細を画像でみる (57枚) また本日3月21日、進化したGRヤリスをベースとし、TGRワールド・ラリー・チーム(以下、TGR-WRT)所属選手が監修した特別仕様車「GRヤリス RZハイ・パフォーマンス・セバスチャン・オジェ・エディション」(以下、オジェ・エディション)および「GRヤリス RZハイ・パフォーマンス・カッレ・ロバンペラ・エディション」(以下、ロバンペラ・エディション)の抽選申込受付を、全国のGRガレージ店頭にてそれぞれ100台の台数限定で開始する。 ■モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり TGRは、2020年の初代GRヤリス発売以降も、様々なモータースポーツへの参戦を継続。 極限の環境で「壊しては直す」を繰り返し、プロドライバーや評価ドライバー、マスタードライバーのモリゾウこと会長の豊田などからのフィードバックを反映する「ドライバーファーストのクルマづくり」を実施してきたと語る。 今回は、車両を限界まで追い込んでくれたドライバーへ「壊してくれてありがとう」を合言葉に、失敗しながらチャレンジし、パワーユニットはもちろん、ボディや内外装などにも意見を反映し、車両性能を総合的に向上させたとアナウンスしている。
進化したGRヤリスと「所属選手監修の特別仕様車」
■進化したGRヤリスの主な特徴 「より多くの方に走る楽しさを提供し、モータースポーツの裾野を広げたい」というモリゾウの想いの下「幅広いドライバーが スポーツ走行を楽しめ、レースでMTと同等に戦えるAT」を目指し開発した8速ATの「ガズー・レーシング・ダイレクト・オートマティックトランスミッション(以下、GR-DAT)」を追加設定。 加えて、コックピットを「高い運動性能を実現するための重要な要素」として捉え、プロドライバーとともに「ドライバーファーストなコックピット」を追求した。 ドライビングポジションを見直すとともに、スーパー耐久シリーズ参戦車および全日本ラリー参戦車をモチーフに、操作パネル・ディスプレイをドライバー側へ15度傾けて設置したほか、ハーネスで体をシートに固定した状態でも使いやすいスイッチ配置とするなど、視認性と操作性を磨き上げたと述べた。 ■進化したGRヤリスの特別仕様車「オジェ・エディション」/「ロバンペラ・エディション」の主な特徴 「ラリーの現場でクルマを鍛え、成長させてくれるドライバー、その機会を与えてくださるすべてのチーム、主催者を含む関係 者の皆様、そして、ファンの皆様へ敬意と感謝を伝えたい」というモリゾウの想いの下で開発された。 2024年FIA世界ラリー選手権第1戦ラリー・モンテカルロにおいて世界初披露され、オジェ・エディションに新規色の「マットステルスグレー」を、ロバンペラ・エディションは「三色塗装」をそれぞれ採用し「三色塗装」にはロバンペラ選手の友人のデザイナーによるデザインを採用。 カッティングシートなどは使用せず、塗装のみで三色の塗り分けにチャレンジしたという。また、各ドライバーの好みに合わせた走りを実現すべく、本モデル専用の四駆制御モードを開発している。標準車両の「グラベル」/「トラック」と置き換える形で、それぞれ2モードずつ専用制御を設定した。
価格詳細と特別仕様車抽選概要
■メーカー希望小売価格(税込) ◆進化したGRヤリス RZ 6MT 448万円/8AT 483万円 RZハイパフォーマンス 6MT 498万円/8AT 533万円 ◆特別仕様車 オジェ・エディション 6MT 845万円 ロバンペラ・エディション 6MT 845万円 抽選概要 3月21日~31日 店頭申し込み(GRガレージ限定) 4月18日 当選連絡 4月18日以降 商談時期
AUTOCAR JAPAN(執筆)