中学校のバスケ部で手足をチェーンで縛られるなどの暴行受け転校、上級生ら4人に損害賠償求め提訴
福岡市の私立中学校のバスケットボール部で昨年、当時1年の男子生徒(13)が上級生から暴行を受けた問題で、生徒は31日、上級生ら4人を相手取り、損害賠償を求めて福岡地裁に提訴した。 【写真】福岡地方裁判所
訴状などによると、生徒は昨年4月に同部に入ったが、上級生3人から体を殴られるなどした。同9月にはチェーンで手や足などを縛られたり、顔を平手打ちされたりしてけがを負った。登校できなくなって転校し、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の診断を受けて現在も通院治療中という。
提訴後、両親は「自分たちの行為に真摯に向き合っていただきたい」とコメントした。
問題を巡っては、同校はいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と認定し、調査を行っている。