西武・森脇、支配下復帰へ「駄目ならユニホーム脱ぐ覚悟で」
昨年8月に右上腕動脈閉塞(へいそく)の手術を受けた西武・森脇亮介投手(32)が19日までに取材に応じ、来季は進退をかけてマウンドに上がる覚悟を口にした。 「やるしかない。駄目だったらユニホームを脱がないと、というくらいの気持ちでいる」 異変は昨年7月に突然起きた。右腕に違和感を覚え病院へ行くと、告げられた病名は「右上腕動脈閉塞」。右上腕の動脈が詰まって起こる病で8月8日に東京都内の病院で手術を受け、医師から実戦復帰までは8-10カ月を要すると宣告された。 入院は7月半ばから9月末までで「2カ月半、病院から出られなかった。体がなまっていて、手もしびれていたのでボールを握っても感覚がなく治るのかなと思った」と当時を振り返った。 昨年オフに球団と育成契約を結び、今季は3桁の背番号で懸命にリハビリに励んだ。7月3日の2軍戦で約1年ぶりに実戦復帰を果たすと、秋季キャンプでも積極的にブルペンでの投球を行った。 支配下復帰、そして2年ぶりの1軍復帰を目指す森脇は「2月のキャンプからいけます」と万全を期した。(石井孝尚)