【MLB】 ジャッジとリンドーアが週間MVP受賞 両リーグのMVP候補 リンドーアは総合指標で大谷超え
日本時間8月27日、2024年シーズン22週目の週間MVPが発表され、ア・リーグはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、ナ・リーグはフランシスコ・リンドーア(メッツ)がそれぞれ選出された。両リーグでMVP候補に挙げられる2選手が夏場に着実に調子を上げてきた。 【動画】ジャッジの50&51号本塁打 現在32歳のジャッジは通算12回目、今季3回目の週間MVPを受賞。先週は21打数8安打で打率.381、7本塁打、11打点、OPS1.948を記録する大暴れだった。ジャッジは今季、打率.333(MLB2位)、出塁率.465(同1位)、長打率.736(同1位)、OPS1.202(同1位)、51本塁打(同1位)、122打点(同1位)とビデオゲームのような成績を残している。「遊撃手史上最高のシーズン」を送っていると持て囃されるボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)をして、MVP争いでジャッジの牙城を崩すのは難しく、自身2度目のシーズンMVP受賞は濃厚だ。 現在30歳のリンドーアは通算4度目の週間MVPに輝いた。リンドーアは29打数10安打(MLB1位)、4二塁打(同1位)、3本塁打、OPS1.180を記録。25日のパドレス戦では満塁本塁打を含むマルチ本塁打を記録する印象的な活躍を見せた。さらにリンドーアは先週、自身3度目の「25本塁打25盗塁」を達成。超一流の遊撃守備と併せて、走攻守全てで活躍を見せている。先週の活躍によって、総合指標fWARでは大谷翔平(ドジャース)を超え、ナ・リーグ1位の6.5を記録。WARはMVP投票における最も重要な物差しの一つであり、事実上、大谷のMVP争い最大のライバルだろう。