「悪い癖が出てた」金澤志奈は悲願の初優勝ならず 3年ぶり最終日最終組はまたも失速
「リゾートトラスト レディス」大会最終日
◆国内女子プロゴルフ <リゾートトラスト レディス 5月23~26日 関西ゴルフ倶楽部(兵庫県) 6545ヤード・パー72> 【動画】スタイル良すぎ…ロッテのユニホーム姿で始球式を行った金澤志奈の“ノーバン”ピッチング これが実際の投稿です
国内女子ツアーの第13戦「リゾートトラスト レディス」の最終ラウンドが終了。首位タイから出た金澤志奈はノーバーディー、1ボギーの「73」とスコアを落とし、通算11アンダーで首位と4打差の3位タイで終え悲願の初優勝を逃した。
2021年10月「樋口久子 三菱電機レディス」以来の最終日最終組。その時は出だしのホールでボギーを叩くなど「77」と崩れ、3位から18位まで順位を落とした。 今回は「少しだけ緊張したんですけど、1番のティーショットを打ったら収まった」と、いつも通りのスタートを切った。前半は9ホールすべてパーを並べる我慢の展開。「バーディーチャンスが少なくて、結構ロングパットを寄せてナイスパーみたいな、しのいだゴルフになってしまいました」と振り返った。 「自分のプレーに今までで一番集中できた」。それでも、すぐ目の前に迫った悲願の初優勝。無意識にプレーのリズムは誤差の範囲で狂っていった。「風もちょっとありましたし、ショットがあまりよくなかったので悪い癖が出てたんじゃないかな」と口調に悔しさを込める。 初優勝を期待するファンが多い28歳。「まだまだショットがついていけてないなというところだと思うので、しっかりドライバー、アイアンショットをもうちょっと練習していきたい」と、次戦に向けて前を向いた。
金澤 志奈(かなざわ・しな)
1995年7月29日生まれ、茨城県出身。8歳からゴルフを始め、2017年のプロテストで一発合格。同年のステップ・アップ・ツアー「山陽新聞レディースカップ」で初優勝。20-21年シーズンはトップ10入りを9度記録し、賞金ランキング24位で念願の初シードを獲得した。クレスコ所属。
e!Golf編集部