森保J、ミャンマー戦出場全16選手「パフォーマンス査定」 満点評価は3人…3バック苦戦の主力は低評価【現地発】
圧倒的な「個」で自らの価値を示した中村 守田&旗手の元川崎コンビの安定感◎
<MF/FW> ■守田英正(スポルティング)=★★★★☆(→後半35分OUT) 中盤は可変しながらで役割が多かったが、攻守においてタクトを振った。試合中、周囲の選手と細かな声掛けでコミュニケーションを取る姿も。相手のカウンターも何度も高い位置でのインターセプトで食い止め、出足の速さでチームを救った。 ■板倉 滉(ボルシアMG)=※出場時間短く採点なし(←後半35分IN) 久しぶりのボランチ起用。3バックの一角にも入ってもらいたいが、攻撃的な布陣の際、板倉のアンカーも1つの選択肢になるだろう。 ■旗手怜央(セルティック)=★★★★☆(→ハーフタイムOUT) アジアカップで負傷していなければ……。そう思ってしまうほどの存在感だった。上下運動が激しく、攻撃の時には最前線まで。守備の時には守田と並び、とにかく縦横無尽にピッチを駆けまわった。どこにでも顔を出し、ミドルシュートが入っていればマン・オブ・マッチ級の活躍となった。 ■川村拓夢(サンフレッチェ広島)=★★☆☆☆(←ハーフタイムIN) 45分間のプレーでもう少し、主力にも劣らない力を出してもらいたかった。バランスを取りつつ、大きなミスもなかったが、最前線で攻撃に関わる動きがあっても良かった。ボランチのポジション争いに食い込むためには、決定的な仕事も必要だ。 ■堂安 律(フライブルク)=★★★★☆(→ハーフタイムOUT) 前半だけの出場で1ゴール、下がってボールを受けたり、中へ絞ったりと気を利かせた。鎌田との連係からの崩しは2人の上手さが光り、アウェーでどよめきが起こっていた。ゴールもフィニッシャーとしての嗅覚を発揮した。 ■鈴木唯人(ブレンビー)=★★★☆☆(←ハーフタイムIN) 落ち着き払ったA代表デビュー。臆することなくボールに関与しており、周囲との連係もこれからもっと期待できそう。パリ五輪世代には主軸を脅かす活躍を遂げてもらいたい。 ■中村敬斗(スタッド・ランス)=★★★★★ マン・オブ・ザ・マッチ。日本代表では初挑戦のウイングバックで仕掛け、仕掛け、仕掛け続けた。外に張ってスペースを突き、最も相手の脅威になっていた。“敬斗ゾーン”からのゴールに、芸術的なミドル弾、驚異の跳躍力で決定的なシーンを作ったヘディングシュートが決まっていればハットトリックだった。9戦8発の決定力にはもう説明もいらないだろう。G大阪時代に当時の宮本恒靖監督から与えられた試練のウイングバックから5年、その真価を大いに発揮した。