鈴与シンワート、「あさレポ」を高宮中央交通が導入
鈴与シンワートは12月4日、運転前アルコールチェック&検温クラウドサービス「あさレポ」を、広島県で観光や修学旅行や送迎などを行っている貸切バス事業者の高宮中央交通が導入したことを発表した。 高宮中央交通では、4月1日からの「旅客自動車運送事業運輸規則一部改正」に間に合わせるために、1月頃から検討を開始。既存のアルコールチェックの方法(アルコールチェックを行うと日付やアルコールチェックの測定結果が印字された紙が発行されるタイプ)と、防犯カメラを利用し、対面でアルコールチェックしている姿を録画することでの対応も考えたが、台帳をPDFデータとして保存したり、録画データを保存したりするなど業務負荷の増加を懸念していた。そこで、アルコールチェックシステムの導入を視野に入れ始めた矢先にあさレポを知り、デモンストレーションを受けた。 他のアルコールチェックシステムのリーフレットを取り寄せたり、電話案内なども受けたりしたなかで、あさレポを採用した理由については「初期費用がかからず、月額費用もリーズナブルであること」「月額プランと従量課金プランをドライバーごとに設定でき、月ごとにプラン変更ができること」「企業規模が大きいため、導入後のサポート体制(法改正の対応など)に期待できること」「クラウドサーバーで測定データの保管と管理ができるため、台帳管理が不要になること」「アルコールチェッカーやアプリの操作方法が簡単なこと」を挙げている。 「とくにリーフレットを確認して、初期費用が不要な点が良いと思った。また、従量課金プランがあることも魅力的だった。嘱託職員は通常時は従量課金プラン、観光シーズンは月額プランにするなど柔軟に設定変更ができる」という。 あさレポの導入効果としては、従来はアルコールチェックの測定結果が印字された紙を貼り、手書きで記入し、台帳管理をしていたが、その手間がなくなった。また、紙の台帳で運用をする場合にはPDFデータにして保存する必要があったが、あさレポを導入したことでその業務もなくなり、業務と紙の削減ができた。さらに、紙で台帳管理をしていた時は、確認印の漏れなどがあったが、現在は管理画面で未確認の場合は赤いボタンで「未確認」と表示されるため確認漏れもなくなった、としている。