足切断の救急患者 12病院で受け入れ拒否=研修医離脱の韓国
【咸安聯合ニュース】韓国南東部の慶尚南道咸安郡にある塗装工場で23日午前に60代の男性が作業中にスクリューコンベアに巻き込まれ足を切断する事故が起き、救急隊が出動したものの、近隣の12の病院に救急搬送を断られていたことが24日、分かった。 雇用労働部と消防当局によると、男性は事故発生から約2時間後に大邱市の病院に搬送され、現在治療を受けているという。 救急搬送の受け入れ拒否を巡っては、今年の秋夕(チュソク、旧暦8月15日)の17日にも釜山で30代女性の搬送先が見つからず、死亡した。救急隊が92回にわたり、救急搬送の受け入れの問い合わせをしたが、医師不足などを理由にすべて断られたという。 韓国では政府が打ち出した大学医学部の入学定員増に反発する研修医が医療現場を離脱したことで救急医療に支障が出ている。
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