ロボで満足度向上・省人化 グラウジーズホーム戦(富山)でKDDI実験
KDDIは、14日に富山市総合体育館で開かれたバスケットボール男子Bリーグ2部(B2)の富山グラウジーズのホームゲーム会場で、来場者の満足度向上や運営業務の省人化に向けたロボット活用の実証実験を行った。約200人の案内誘導や飲食物の提供を3種類のロボットが担った。19日に結果を公表し、来場者へのアンケートで約70%が「非常に満足」「満足」と回答した。 同社は9月、グラウジーズと協業契約を締結。来場者数の増加やにぎわい創出を目指し、情報発信の強化、デジタルチケットの活用促進に取り組んでいる。 実証では、大型ディスプレーを搭載した案内誘導ロボット、人工知能(AI)カメラで表情を認識し来場者に合ったカクテルを提供するロボット、表情を読み取り最適なおつまみを提供するロボットの3種類を使い、利用者の満足度を検証した。デジタルチケットのサイトで試合の1日前までに注文を受けることで、待ち時間の短縮や効率的な在庫管理にもつながったとした。