世界6位のガウフとギルバートが師弟関係解消。「素晴らしい活躍ができた」「あなたの将来は明るい」と互いに感謝<SMASH>
女子テニス世界ランク6位のココ・ガウフ(20歳)とコーチのブラッド・ギルバート氏(アメリカ/元4位)が師弟関係を解消。ギルバート氏が9月18日に更新した自身の公式X(@bgtennisnation)で契約終了の旨を報告している。 【画像】師弟関係の解消と互いへの感謝を綴ったギルバートとガウフのSNS画面 ガウフは昨年7月にメインコーチを務めていたペレ・リバ氏の共同コーチとして、過去にアンドレ・アガシ(アメリカ/元1位)やアンディ・マリー(イギリス/元1位)、アンディ・ロディック(アメリカ/元1位)らを指導したギルバート氏を招聘。直後の「ムバダラ・シティDCオープン」(WTA500)、「シンシナティ・オープン」(WTA1000)を制すと、勢いそのままに母国開催の「全米オープン」で悲願のグランドスラム(四大大会)初優勝を達成した。 今季も「全豪オープン」と「全仏オープン」のグランドスラム2大会でベスト4に進出し、6月にはキャリアハイとなる世界2位をマークしたガウフ。しかし全仏以降は少々苦戦を強いられており、ディフェンディングチャンピオンとして出場した先の全米でも4回戦で敗れ、現在は6位に順位を落としている。 そんな中で大きな決断を下したガウフに対し、ギルバート氏は今回更新したXで感謝と期待の言葉をこう記した。 「2023年の夏の素晴らしい活躍とチームでの14カ月間にわたる素晴らしい努力に対して、ココ・ガウフとチーム全員に感謝しています。ココ、あなたはまだ20歳ですが、あなたの将来は信じられないほど明るいです。今後も成功が続くことを心から祈っています。コーチとしてのキャリアの次の章にワクワクしています」 一方のガウフも19日に公式Xとインスタグラムのストーリーズ(24時間で自動消去される投稿)を通じ、「ありがとうございました! 素晴らしい活躍ができました。今後の活躍をお祈りしています!」とギルバート氏への謝意を綴った。 なお現時点ではまだガウフの新コーチは決まっていないようだ。新たなスタートを切る20歳のさらなる飛躍を期待したい。 文●中村光佑