「『積載禁止』をガン無視」二宮和也CM出演の電動キックボード、水道局からも警告される無法ぶり
「もう、フツーでしょ?」 嵐の二宮和也がそう言って、電動キックボードで街中を颯爽と走る。これは、11月1日より公開中の『LUUP(ループ)』のテレビCMだ。 【写真】「中学生みたい」さんざんな評価を受けた41歳・二宮和也のLUUP姿 LUUPは、電動キックボードなどのレンタルサービスを提供。街中に設置された“ポート”と呼ばれる場所で、電動キックボードの貸出と返却ができる。 サービスは2020年にスタート。ポートの設置数は、当初の50か所から、全国で1万箇所にまで増加。 都市部ではLUUPの電動キックボードに乗る人を見かけることも珍しくなくなった。 ただ、新たなサービスがスタートすれば、さまざまなトラブルがつきもの。 《18個分の『積載禁止』をガン無視!》 Xに、そう投稿があったのは11月10日。画像を見ると、地面に埋まった水道メーターボックスの上に、LUUPの看板と緑のテープが貼られている。水道メーターの上に、LUUPのポートが設置されていた。水道メーターのプラスチック製の蓋に《積載禁止》と書かれていることや、検針の妨げになることを問題視。
メーターの上には物を置かないで下さい
たしかに、東京都水道局のホームページを見ると、こんな“おねがい”が記されている。 【メーターの点検や交換を行えるよう、メーターの周りや、メーターの上には物を置かないで下さい】 Xに投稿された画像の状態は明らかなルール違反だとして、SNSにはこんな声が。 《私が検針員だったら管理会社に水道供給停止通告しますね》 《LUUPって企業としてのコンプライアンス皆無なんだろうな》 《ほんまに水道の検針どうするん? LUUP考えた人アホすぎんか? これも天下りのがん細胞やね》
LUUPは10月16日、同社の監査役として元警視総監を迎え入れることを発表。警察官僚の天下りを受け入れたと、批判を浴びていた。 LUUPがスタートした2020年に、警察庁は規制緩和を行い、2023年に道路交通法が改正。こうした素早い動きに、行政による民間企業への“忖度”を疑う声も出ていた。道交法の改正により、運転免許がなくても電動キックボードを利用できるようになった反面、2023年7月からの1年間で2万5000件あまりの交通違反を検挙。飲酒運転で事故を起こしたケースもあった。さらに、