【BCディスタフ】ソーピードアンナ・K.マクピーク師インタビュー「来年クラシックを考えている」…オーサムリザルトのライバルはどう乗るのか?
まだ薄暗い明け方に厩舎地区を訪問すると、オーサムリザルト最大のライバルになるであろうアメリカ馬、ソーピードアンナを管理するK.マクピーク調教師の姿が。馬房の前で厩舎関係者と立ち話しをしている様子だったが、タイミングを見て話しかけてみると快くインタビューに応じてくれた。 【動画】ケンタッキーオークスを逃げ切ったソーピードアンナ ソーピードアンナはマクピーク師が自らセリで購入してきたとのこと。「4万ドルで落札出来たんだ」と嬉しそうに話す同師。師の思い入れも強くG1・4勝をあげている同馬の活躍には感慨深いものがある様子。今回はどのようなレースを考えているのか少し聞いてみた。
「日本馬の成績は把握していない」
ーーニューヨークからの輸送は無事でしたか? 「問題はなかったです。ちょっとお尻に少しかすり傷程度のものを作ったんですけど、それももう大丈夫です。今のコンディションはとても良いですね。昨日と今日とキャンターを行ったのはいつものルーティーン。2400メートルのキャンターを行いましたが、動きはとても良かったですし、ストライドも大きくて、しっかりと地面をつかんで走っていました」 ーー彼女は普段どういう馬ですか? 「食欲がすごくて、ご飯はいつも完食します(笑)。ちょっと生気なところもあるんですけど、ペパーミントの香りが好きみたい」 ーー枠順、レース展開については? 「2番枠からのスタートですけれども、逃げ馬についていって早めに動いていくことも考えたい。ですが、彼女のベストレースはケンタッキーオークスだと思っています。その時は逃げ切りましたが、今回はイディオマティックが取り消しになったので、ちょっとペースのシナリオが変わるかもしれませんね」 ーー日本馬については? 「正直日本馬の成績はあまり把握してないですね」 ーー今回クラシックではなくディスタフを選択したのは? 「まだ3歳なので、クラシックに出走して古馬と戦う必要はないと考えました。来年はクラシックに行くことを考えてはいます。つまり来年も現役続行するということですね」 3歳牝馬でG1・4勝と圧倒的な成績でここまで来ているソーピードアンナ。マクピーク師はあまり日本馬のことは把握していないと話していた。彼女のレースが出来ればおのずと結果が出てくると、その眼差しは終始自信に満ち溢れていた。
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