【速報】関西電力・美浜原発3号機 運転差し止めを「認めず」 住民らの申し立てを退ける 仮処分の即時抗告審で大阪高裁
関西電力の美浜原発3号機について住民らが運転差し止めを求めた仮処分の即時抗告審で、大阪高裁は、住民らの申し立てを退けました。 関西電力の美浜原発3号機は原発の運転期間の原則とされる40年を超え、住民らが地震による重大事故の危険性があるなどとして、運転差し止めの仮処分を申し立てていました。
■地裁は申し立てを退け 住民らが即時抗告
大阪地裁はおととし12月、「安全性に問題はない」として申し立てを退け、京都、滋賀、福井の住民7人が大阪高裁に即時抗告していました。 15日、大阪高裁の長谷川浩二裁判長は、大阪地裁の判断を支持して住民側の主張を退け、美浜3号機の運転を認める決定をしました。
■関西電力は「引き続き安全性・信頼性の向上に努める」
関西電力は「当社の主張を理解いただいた結果であると考えている。引き続き安全性・信頼性の向上に努め 今後も立地地域をはじめ、社会の皆さまのご理解を賜りながら、美浜3号機の運転・保全に万全を期していく」とコメントしています。