高橋文哉、「伝説の頭 翔」実写化で初のヤンキー&一人二役 「仮面ライダーゼロワン」以来のテレ朝連ドラマ主演
脚本は、「プロミス・シンデレラ」などで知られる古家和尚。監督は住田崇(「架空OL日記」)、近藤啓介(「直ちゃんは小学五年生」)、植田尚(「特命係長 只野仁」)といった実力派たちが名を連ねる。 主演の高橋、原作の夏原、漫画の刃森尊、テレビ朝日の高崎壮太プロデューサーのコメントは以下の通り。(編集部・倉本拓弥)
高橋文哉(山田達人役/伊集院翔役)
オファーをいただいた際は「実写でやるの!? しかも主演、俺だ!」と、驚きました(笑)。すごく嬉しかったです。8つ上に兄がいるのですが、兄が原作の大ファンで漫画を全巻持っていたので、その影響で僕も読んだことがありました。ですので、誰よりも先に、兄に主演が決まったことを報告して、喜びを分かち合いました。原作は少し前の時代となりますが、それを現代に落とし込むとどうなるのか、無限の可能性を秘めていると思います。
テレビ朝日さんの連続ドラマ主演は「仮面ライダーゼロワン」以来となりますが、当時は右も左もわからなくて。そんな中で初主演を務め、本当に0から1を作っていただいた……まさしく俳優・高橋文哉の《ゼロワン》を作っていただいたという恩を感じています。主演としての立ち振る舞いはできないことの方が多かったですが、役者としてたくさんのことを学ばせていただきました。こうして、テレビ朝日さんの連続ドラマに主演として帰ってこられて、少し恩返しできているのかな? という気持ちがあります。気を引き締めて撮影に臨みたいと思っています。
今回、初めて一人二役を演じさせていただきます。この二役をどうやって映像で表現するのか……。「本当に成立するの?」と思いながら台本を読ませていただきました(笑)。これを成立させるためには、僕の気合いと度量も必要ですが、現場にいらっしゃる、たくさんのスタッフさんのお力添えがあってこそだと思っています。僕自身もすごく熱量を持ってこの作品に賭けていますし、キャスト、スタッフの皆さんからも、内に秘めた熱いものを日々感じています。スタッフさんの熱に負けないように、僕もチャレンジしたいです。達人と翔を演じ分ける際の《スイッチ》のようなものはあまり考えたことはなくて、衣装や髪型に身を委ねてみると、不思議なことに自然と立ち居振る舞いが、達人や翔になっていくんです。髪の毛も金髪にし、短ラン・太いズボンの学生服を着れば、自分が強くなったような気になります!達人と翔の演じ分けはすごく難しい部分もありますが、監督から『“バレたら死ぬ”と思って達人を演じてほしい』と言われて、それがすごく腑に落ちて、演じるのがより楽しみになりました。今は、高橋文哉、山田達人、そして、伊集院翔という3人が、1日の中で行き来している状態ですが、現場ではほとんど高橋文哉はいないです(笑)。