マンCと世界最高峰の大激戦!リバプールの監督を続けたくなった? クロップの答えは――「説明不足だったのは明らか」
「ノー、ノー、ノー」
今節前の時点で首位に立っていた遠藤航所属のリバプールは現地3月10日、プレミアリーグ第28節で2位のマンチェスター・シティとホームで対戦。23分にCKから先制を許した後、50分にPKで追いつき、逆転のチャンスも迎えたが、勝ち越し点は奪えず。1-1の痛み分けに終わり、冨安健洋がプレーするアーセナルに首位の座を明け渡した。 【動画】シティを翻弄した遠藤航の絶妙ワンタッチパス→幻のゴール 勝利こそ逃したものの、立ち上がりからハイレベルな攻防が続き、世界最高峰リーグの首位攻防戦に相応しい一戦となった。クラブ公式サイトによれば、今季限りでのリバプール退任を表明しているユルゲン・クロップ監督は、試合後の会見で「今日のような試合によって、退団するのが難しくなる?」と問われると、こう答えた。 「ノー、ノー、ノー。特にこのスタジアムでは、たくさんのフットボールの試合を見た。私の決断とは何の関係もない。私の説明が不十分だったのは明らかだ。いつかまたやってみるかもしれないが、今日ではない。それらの試合は、グッドな試合、グレートな試合、ファンタスティックな試合だった」 リバプール、シティ、アーセナルによる優勝争いはより熾烈を極める展開に。経験豊富なドイツ人指揮官は、ドルトムント時代を振り返り、三つ巴のバトルについて次のように語った。 「3チームでのタイトル争いは経験がない。ドイツでは(争う相手が)大抵バイエルンだったけど、我々がチャンピオンになったある年はレバークーゼンだった。ここでは通常、チャンピオンになるのは1チームだけで、一度私たちがその間に入った。(3チームでの争いで)何かが変わるかは分からない。まだ10試合も残っている。 次のリーグ戦の相手はブライトンで、伝統的に好きな相手ではない。『ブライトンで良かった』とは思わないよ。彼らは本当に良いフットボールをするし、タフな試合だ。トッテナム戦やアストン・ビラ戦もある。シティはアーセナルと対戦し、トッテナムとアストン・ビラとも戦う。クオリティが高いチームが多い。今後、勝点30が取れれば良いね」 ブライトンは新進気鋭のロベルト・デ・ゼルビ監督を迎えた昨季、快進撃を続けてクラブ史上初のヨーロッパリーグ出場権を手にした。しかし今季は、三笘薫ら中心選手の相次ぐ離脱もあり、調子を落としている。残り10戦全勝へ、リバプールは確実に勝点3を掴めるか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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