アンジェリーナ・ジョリーが娘から「トレンチコートばかり着すぎ」と指摘され、その“意外な理由”を明かす
ハリウッドで最も洗練されたファッションをすることでも知られるアンジェリーナ・ジョリー。しかし意外にも、自身のファッションセンスは実用性重視で、「注目されたくない」という願望の表れだと、『WSJ. Magazine』の最新インタビューで答えている。「母親であることが、私という人間に完璧に反映されている」と。 【写真】アンジーをお手本に! 富裕層に好まれる「クワイエット・ラグジュアリー」の着こなし16 アンジーはシャネルやサンローラン、セリーヌなどのタイムレスなピースを選び、気楽でありながらシックなルックにまとめることがほとんど。そして大抵は黒か白、ヌードトーンのワイドレッグパンツかドレス、心地良さそうなセーター、洗練されたヒール、上品なゴールドのジュエリーを組み合わせ、トレンチコートを着ていることが非常に多い。
「トレンチコートを着過ぎだと娘にからかわれるの」とアンジー。が、それはファッションステートメントというより、「単に隠れるため」だと明かした。 アンジーはインタビューで、2016年に6人の子供の父親であるブラッド・ピットと離婚してからの生活は大変だったと認めている。特にその当時は、ハリウッドをかなり冷めた目で見ていたが、ブラッドとの訴訟が継続中のためロサンゼルスから引っ越すことができず、真の友だちは子供たちだけだったとも。 もちろん、仕事には常に真剣に取り組み、主には難民問題を中心に国連との慈善活動も続けている。さまざまな映画の契約があり、プロデュースしているブロードウェイの舞台『The Outsiders(原題)』は2024年4月に開幕。さらには、サステナブルなファッションブランド、アトリエ・ジョリー(Atelier Jolie)もスタートする。 「止められないの。常に戦いが始まるようなつもりでやっている」と、自身の働きぶりを表現。
自身のファッションブランドを始めることを周囲の人に話したところ、「あなたがファッションですって? まさか」と笑われたという。レッドカーペットではデザイナーズブランドのドレスを着ることが多いにも関わらず、「ファッションショーやMETガラに行ったことは人生で一度もない」とアンジー。トレンドを追うより「個性や自由を大事にする」そう。 今後も前進あるのみ。ハリウッドの華やかさを避け、静かに仕事をする方が好きだけれど、かつてないほど今、「自分に心地よさ」を感じているという。 2013年に両乳房切除手術を受けた彼女。「傷跡やいろいろなものを見て、自分は生きてきたのだと実感している感じ。私には大きな経験をして、時と共に変化した複雑な体がある。充実した人生を送る女性はとてもセクシーよね」と述べていた。
from Harper's BAZAAR US