新型コロナ禍で自粛中の世界アスリートはどんなアイデア練習で逆境を克服しているのか?重トラック押し、自宅プール…
メジャーリーガーの中には、ウィッフルボールと呼ばれる表面に穴のあいたプラスチック製の軽いボールで打撃練習をしている選手もいる。レンジャーズのニック・ソラックやレッドソックスのマイケル・チャビスらだ。ウィッフルボールは、もともと子どもたちが安全に遊べるように考案されたもの。フルスイングしても何かを壊してしまうことなく限られたスペースで練習しなければならないときには、妥当なアイデアといえるだろう。芯で捉えなければ、うまく飛ばない。 スイングチェックには最適だ。 「必要は発明の母」という言葉を体現しているアスリートたち。どのようにしたらトレーニングができるかと、創意工夫を凝らす気持ちが、苦境にあっても前を向くエネルギーの源になっている。 (文責・谷口輝世子/米国在住スポーツライター)