“お金を払う”ことを忘れて万引き寸前に…頑張れば頑張るほど周囲を困らせる「若年性認知症」のつらい現実【漫画】
見た目は変わらないのに、どんどん記憶が薄れ、“自分が知らない”夫になってしまったら…? 時間や場所の感覚がなくなり、家族の顔でさえわからなくなる病「若年性認知症」を真っ向から取り上げ、SNSでも話題のコミックエッセイ『夫がわたしを忘れる日まで』(吉田 いらこ 著)から一部を公開します。 【漫画を一気に読む】ドラッグストアに買い物に言った若年性認知症の夫が起こしてしまった“事件”未遂
彩がフルタイム出勤になるなど、以前と生活スタイルは変わりつつも、翔太は病気の様子を見ながら、「出来ることことはやる」と、家事にも積極に取り組んでいた。
そんな中、会社から帰ると、義母から、翔太が“とんでもないこと”をやらかしてしまったと聞き……?
一緒に行くって言ったんだけど「ひとりで大丈夫だから」って言い張ってね でもやっぱり心配で私も言ってみたらー
翔太…?
どうやら会計せずにお店から出ちゃったみたいで… 事情を説明して何とかなったんだけど…
私が見ていたのにごめんなさい これからは必ず付き添うようにするからね そうだったんですか…ありがとうございます
じゃあまた明後日ね
翔太 今日のことお義母さんから聞いたよ
ああ… あのね 家事を頑張ってくれるの本当に嬉しいよ
私も仕事で忙しいからすごく助かってる ありがとう でも買い物はちょっと難しいみたいだから…
もうこれからは無理してしなくていいよ いや でも今回は失敗しちゃったけど これくらい大丈夫だよ 次はきっと…
翔太の気持ちよくわかるよ でも… 翔太が頑張れば頑張るほど 周りが困ることになっちゃうかも…
そうだよね…
ごめん こっちこそごめんね 気持ちは本当に嬉しいんだけど…
ひとりだと心配だから 行くにしても今度からはお義母さんと一緒に行ってくれないかな わかった…そうするよ