日銀総裁「時間的な余裕がある」表現は今後使わず 次回以降の会合で利上げの可能性も
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先月31日の日経平均株価は、前日のアメリカ市場で半導体株が下落した流れを受けて4日ぶりに反落しました。終値は前の日より196円安い3万9081円でした。 マネックス証券チーフ・ストラテジスト 広木隆氏 「日経平均が一時400円以上下げる場面があったのは、為替が円高方向に動いたということが大きかったのかなと思います」 1ドル=153円台を推移していた円相場はその後、一時151円台後半まで上昇しました。その背景にあるのは、日本銀行の植田総裁の発言です。 日銀は先月31日、金融政策決定会合で政策金利を0.25%程度に据え置きましたが、植田総裁は利上げを巡ってこれまで繰り返してきた「時間的な余裕がある」という表現は今後使わないと発言しました。 さらに、条件が整えば次回以降の金融政策決定会合で利上げする可能性についても言及したため、市場では「来月、日銀が利上げに踏み切るのではないか」という見方が広がり、円高が進みました。 広木氏 「(日銀は)12月に利上げするかもしれないけれど、それがおそらく当面は最後。別に景気が強いから、あるいはインフレだから、それを抑えるために利上げをするとかでは全然ない」 (「グッド!モーニング」2024年11月1日放送分より)
テレビ朝日