昭和だなぁ……としかいいようがない! かつて公道で子どもが普通にやっていた危険な行為4選
コンプライアンス意識が低かった昭和ならでは
昨今、クルマの分野では旧車の中古車価格が爆上がりし、週末には多くの旧車系ミーティングなどのイベントが開催され、いわゆるレトロまたはリバイバルブームの勢いを感じます。 【写真】昭和の少年の憧れ! フェラーリ365GT4BBって速かったの? そのムーブメントはクルマ以外の分野でも活発化しているようで、近ごろでは昭和ど真んなかの1986年をフィーチャーした「クドカン」脚本の「不適切にもほどがある!」というドラマが話題になりました。そのドラマを観て「あのころはよくあんなことを平気でしていたなぁ~」と、当時の出来事に思いを馳せた人も少なくないでしょう。 ここでは、昭和のあの時代だからこそ問題にならなかった、いまではちょっと考えられない子どもの行動を振り返ってみることにしましょう。
その1:路地で堂々とキャッチボールやミニ野球
昭和の男子小学生の遊びといえば、筆頭に上がるのは野球でしょう。シーズンに入るとテレビのゴールデンタイムは野球の生中継で占領され、多くの野球好きはブラウン管の前で近所をはばからずに大きな声で推しのチームや選手に声援を送っているのが日常の風景でした。 そんな状況ですから、多くの家庭では父から息子にバットやグローブを誕生日やクリスマスにプレゼントされ、週末の休みには家の前でキャッチボールするシーンもよく見かけました。 そのため、自然と子どもたちだけで遊ぶ際にも、その辺の路地でキャッチボールや、バットも使ってのプチ野球を楽しむのが当たり前でした。 それだけ聞く分には微笑ましい限りですが、その頃のドライバーは何度もヒヤッとした場面に出くわしたことでしょう。 キャッチボールやプチ野球をおこなっていると、ほぼ確実に暴投してしまったりエラーしたりでボールを外に流してしまうことが起こります。 ボールが路地の範囲で止まればいいのですが、転がった先が交差点だったりすると、ボールしか見ていない子どもはクルマが往来する交差点に飛び出してしまいます。運よくクルマが通らなかったり、クルマに気がついて止まればいいのですが、出会い頭に「ガシャン!」となってしまうこともありました。 当時はそんな事故のニュースが、年に数回は聞こえてきたように記憶しています。 いまでは危険意識が高まったことや、子どもが外で遊ばなくなったことなどの理由でほとんど見かけなくなりましたが、当時はそれが当たり前だったんです。