関係ないのに…また「大谷翔平vsソト」が浮上 2年連続で生まれた“壁”
ゲレーロJr.は年俸調停で歴代3位の2850万ドルで合意と報道
天才打者が“壁”を乗り越えられず、改めて偉才の凄みが浮き彫りになった。MLBは9日(日本時間10日)に年俸調停の権利を持つ選手と所属球団が希望額を提出する期限を迎え、ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手は2850万ドル(約45億円)で合意したと複数の米メディアが伝えた。史上3人目の「3000万ドル(47億5000万円)」とはならず、米敏腕記者は“大谷翔平vsソト”の構図を伝えている。 【写真】大谷翔平が「どれだけデカいのか分かる」 ゲレーロJr.との近距離2ショット これまで年俸調停で3000万ドルを超えたのは、2023年1月の大谷翔平投手(3000万ドル/当時エンゼルス)、2024年1月のフアン・ソト外野手(3100万ドル/当時ヤンキース)で、ゲレーロJr.も近い金額で契約すると予想されていた。ただ、わずかに届かず、歴代3位の金額で合意した形となった。 MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は自身のX(旧ツイッター)を更新。「ブラディミール・ゲレーロJr.の2850万ドルの契約合意により、フアン・ソトの記録的な3100万ドルの年俸が、年俸調停資格のある選手として史上最高額の1年契約として維持されることになった」と伝えた。そして「ソトはちょうど1年前、2023年にショウヘイ・オオタニの記録を上回った」と付け加えた。 ソトが“大谷超え”を果たしたのは、年俸調停だけではない。大谷が2023年12月、10年総額7億ドル(当時1014億円)でドジャースと契約を結んでスポーツ史上最高額契約を樹立。しかしこのオフ、ソトはメッツと15年総額7億6500万ドル(約1198億円)で契約を結び、1年でその記録を塗り替えた。これに伴い、米メディアを中心に“大谷超え”はたびたび話題となったが、ゲレーロJr.の年俸調停により再びその構図が打ち出された。果たして今後、ソト、大谷の記録を超える選手は現れるだろうか。
Full-Count編集部