「後ろも”取締り”」可能!? 最近増えてる「“すごい”パトカー」って何? 新「前後レーダー」機能搭載モデル「他地域にも波及」か
この夏北海道を旅する人は新型「レーダーパトカー」に加え「移動式オービス」にも注意
近年全国で普及が進む移動式オービスについて、玉さんに北海道での状況を聞きました。 「北海道ではセンシス製『MSSS』というセパレート式の移動式オービスが運用されており、警察本部がある札幌に2台、主要都市の函館、旭川、釧路、北見に各1台あると思われます。 さらに札幌には、東京航空計器製『LSM-310』が1台寄贈されたのですが、2024年4月にも数台がプラスされたようです。高速道路上はもちろん、冬の間は雪の中でも運用されましたし、札幌市内のトンネル内でも運用されています」 他地域同様に「神出鬼没」といった状況のようです。
●最新のレーザー&レーダー探知機での反応は!? 気になるのは、最新のレーザー&レーダー探知機での反応についてです。 最新の探知機は、従来のレーザーパトカーやLSM-310、センシスMSSSといった移動式オービスに対しては、条件次第では、かなり手前から反応し察知できるようです。 しかし新型レーダーパトカーには現時点では対応できていないようです。 玉さんをはじめ、筆者の知り合いの方々が複数のメーカー製の探知機で試したところ、どれも無反応だったようです。 おそらく現在、各探知機メーカーも対応品を開発中と思いますが、玉さんも新製品が出たら早くレビューしたいと話していました。 ※ ※ ※ 新型レーダーパトカーに搭載されるJMA-401を製造した日本無線製の最新レーダーには、ほかにも移動式オービスに用いられる「JMA-520」があります。 このJMA-520のレーダー部分のみを小型の三脚にセットして行うネズミ捕りの目撃情報も、筆者が運営するオービスガイドへ多数寄せられています。 これらも現時点では最新のレーザー&レーダー探知機での探知は難しいと思われています。 北海道に限らず、速度超過は重大な事故に直結します。 この夏のドライブでも、景色などを楽しむ余裕をもち制限速度や周囲に注意しながら、安全に走行しましょう。
オービスガイド 大須賀克巳