【流行語大賞】「界隈」Z世代中心にSNSで波及「風呂キャン界隈」「自然界隈」/ノミネート
今年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が5日、発表された。トップ10と大賞は、12月2日に発表される。 【イラスト】新語・流行語大賞大賞ノミネート一覧 ◆ ◆ ◆ 「界隈」 従来は「その辺り」などの地理的な範囲をあらわしていたが、近年では「共通の人びと」を指すようになった。仲間、近い存在などの、そのあたりの人たちという意味合いで使われる。 「オタク界隈」「ゲーム界隈」などのほか、Z世代を中心にSNSで生まれる“界隈”も増えている。入浴を面倒臭いと感じる人々を指す「風呂キャンセル界隈」が今年4月下旬にX(旧ツイッター)でトレンド入り。また、山や川など自然の中で撮影した写真をSNSで投稿する際に「#自然界隈」というハッシュタグが広く使用されている。 ◆ ◆ ◆ 事務局では、今年の傾向を「2024年は1月に能登半島地震が発生し暗いニュースからのスタートとなったが、オリンピック、大谷選手の活躍、ダンス動画関連のヒットなど、話題は数多くみられた。流行語としては、小粒がそろったと思われる。また、『お金』にまつわる用語が数多く発生。責任をもたない風潮の世の中、光と闇が混在した年であり、嵐の前の静けさを感じさせる」としている。