商店街大規模火災 “うすきいろ”女性店主「絶対に潰さない」お茶専門店の再建誓う 大分・臼杵市
大分県臼杵市にある商店街での大規模火災は発生から10日が経ちました。復旧には時間がかかる見通しの一方、被災者の中には再建に向けて前を向き、歩み始めた人もいます。 【写真を見る】商店街大規模火災 “うすきいろ”女性店主「絶対に潰さない」お茶専門店の再建誓う 大分・臼杵市 11月24日、臼杵市の中央通り商店街・通称「八町大路」で大規模な火災が発生。消火活動は11時間にわたり、住宅や店舗合わせて15棟が焼けました。 (加賀其記者)「火災現場では、道路に散乱していた瓦礫は撤去されましたが、被災した店舗や住宅は手つかずのままとなっていて、改めて被害の大きさが伺えます」 商店街でお茶の販売などをしていた徳丸香枝さんは、およそ20年前に家業を継ぎましたが、この火事で店舗兼住宅を全焼しました。 (松田玉香園茶舗・徳丸香枝さん)「『がんばってね』とあまり知らない人とかも声を掛けてくれるので、そこがうれしいから頑張るしかない」 焼け残った店の解体やがれきの撤去はまだ未定で、再建の見通しは立っていませんが、徳丸さんは「親から受け継いだ店を守りたい」と話し、この場所での営業再開を目指しています。 (松田玉香園茶舗・徳丸香枝さん)「歴史があるわけですよ。だから最初から自分の代では絶対に潰さない、絶対に再建するぞと。みなさんの期待もあるし、応えたい気持ちばかりなので、足を休めないでやっています」 臼杵市は対策チームを立ち上げ、今後、被災者の意見を集約して生活再建や商店街の復興に向けた支援策を検討することにしています。
大分放送