吉村洋文氏が日本維新の会代表選に出馬へ 意向固める
日本維新の会の代表選(17日告示、12月1日投開票)に、吉村洋文共同代表(49)=大阪府知事=が立候補する意向を固めたことが11日、党関係者への取材で明らかになった。吉村氏は一部議員から出馬要請を受けていた。 【図解】維新の議席、衆院選でどうなった? 維新は10月の衆院選で議席数を公示前の43から38に減らし、党執行部の責任論が噴出。党規約に基づき、所属議員や首長ら特別党員854人を対象にした電子投票(投票率89%)で、賛成696票の圧倒的多数で代表選実施が決まった。 執行部に対する事実上の不信任となった形で、馬場伸幸代表と藤田文武幹事長は不出馬を表明。吉村氏の動向が注目されていた。 代表選は所属議員や首長ら特別党員に加え、党費を2年以上納めた一般党員が「1人1票」を持つ。立候補には50人以上の推薦人が必要となる。 吉村氏は弁護士で、2011年の大阪市議選で初当選し政界入り。衆院議員、市長を経て、19年4月から大阪府知事。20年11月からは地域政党・大阪維新の会代表、22年8月からは日本維新の会共同代表を務め、25年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会の副会長でもある。 22年8月の日本維新の代表選には、「知事の仕事、大阪維新の会代表の仕事に専念したい」として、立候補しなかった。【東久保逸夫、鈴木拓也】