角田裕毅も期待大! RB、スペインGPでアップデート投入へ「シミュレーションでも違いを感じる」
RBは今週末に行なわれるF1スペインGPに、大規模なアップデートを投入する予定だ。ドライバーの角田裕毅も、このアップデートは「シミュレーションでも違いを感じる」と手応えを語った。 【動画】角田裕毅、2025年RB残留決定に喜びのコメント 今季のRBは、特に角田裕毅が安定してポイントを稼いでおり、チームメイトのダニエル・リカルドと合わせてここまで28ポイントを獲得し、コンストラクターズランキング6番手につけている。カナダGPでは角田がノーポイントに終わったことで、ランキング5番手のアストンマーティンとの差が開いてしまったが、その前の数戦はRBがアストンマーティンを凌駕する、そんな勢いだった。 この勢いを加速させるべく、RBは今週末のスペインGPで、VCARB01に大規模アップデートを投入する予定。”目に見えるパフォーマンスの向上”を実現したという。 「中団グループの戦いは極めて熾烈であり、ポイント獲得のチャンスがあるこのグループの先頭に立つためには、グランプリをうまく戦い抜かなければいけない」 テクニカルディレクターのジョディ・エジントンはそう語った、 「他のグランプリと同様、シミュレータとオフラインツールで、このイベント(スペインGP)に備えて集中的な準備を行なってきた。ファエンツァとビスター(のファクトリー)は、フロアやボディワーク、リヤウイングで構成される空力アップデートを、2台のクルマに対して準備してくれた。目に見えるパフォーマンスの向上を実現するためにだ」 「このアップデートを投入するため、金曜日のセッションは、できるだけ多くのデータを収集して処理し土曜日以降に備えるため、特に忙しくなる」 なお角田裕毅も、DAZNの番組『Wednesday F1 Time』に出演し、アップデートに対する期待を語った。 「シミュレーションでも差を感じるようなアップデートなので、そのシミュレータ通りにいけば、良いラップタイムを望めると思います」 「そもそもクルマがそのサーキットに合うのか合わないのかというところもありますが、過去数戦見ていると、合わないコースはなかったので、そこは心配していないです」
田中健一